連続ドラマをずっと演じるのは嬉しくもあり難しくもあり…①

今日はボイスオーバーです。
この作品はシーズン2になりました。

同じ役をずっと演じていくのは嬉しくて、
難しいと感じました。

ボイスオーバーはだいたい一人で何役も演じます。
シーズン1からの持ち役が何役かあり、何度も登場します。
これが悩みの種でした。

かれこれ10話以上やっているのでOKは十分出ます。
一定の充実感もあり悪くないとも思います。
しかしディレクターの反応はシーズン1の時ほどありません。

そりゃそうですよね10回以上見てるわけですし。

前回、今までの持ち役に加えもう一人追加されました。
この役、第一印象から
「なんかぼーっとしてるな」
と思いその印象のままかなり偏った芝居にしました。

連続ドラマでは絶対にやらない選択肢でしたが、
ディレクターも思い切った芝居が好きな人な事もあり
「ボイスオーバーだからいいか」
とかなり軽い考えでやりました。

当日やってみたところ、一度止められ
「もの凄い仕事できなさそうなヤツになってるけど大丈夫?」
と言われ一瞬ひやりとしました。

焦ってもう少し抑えるべきかと話していると…どうもディレクターの声が笑っている…?
そう思ったところで「録ります」と先に進み始めました。

収録語ディレクターに
「どうゆうおつもりであの役をおやりになったんですか?」
とにやにやしながらいじられました。

ディレクターとの付き合いも長くレギュラーでボイスオーバーという事もあり
どうやら面白がってくれたようです。
良かった。

しかしシーズン1からの持ちキャラ達…変えるのが難しい。
あまり大きく変えると別人になる、しかし変えないとマンネリに…
さらにちょこちょこ変えてみようとしたら
似た性格、年齢、外見の役だと変え方がどれも同じになりやすい。

新しいキャラのように、途中からでも変化できれば…!
と思った収録でした。