今日は音声ガイドのキャラクターナレーションの収録に行って参りました。
オーディションの際に声のサンプルを求められたのですが、
クライアント様のご要望は、某ジブリアニメのキャラクターです。
普段とは全く方向性の違うものだったので、
めちゃくちゃ楽しみながら、サンプルを作成させていただきました。
数日後、そのエネルギーが少し伝わったのか、
おかげさまでお仕事が決まりました。
当日、クライアント様はズーム立ち会いで参加されました。
まずテストで、声を聞いて頂きます。
あのキャラクターの感じが出せるように、
APHで習っているボディボイスを使い、
倍音を使った低い響きでツヤを出していきました。
この音域はあまり使わないので新鮮です。
よし、これで、かっこよく決めていくぞ!と準備していたところ、
ディレクターから、
「今のも良かったんですけど、別パターンもお願いします」と言われました。
きっと聞き比べたいんだな・・と思い、
もう少し高めの響きを膨らませたところ、
「ありがとうございます!ではキャラクターを忘れて、
もっと明るく弾けてやってみてください!」と言われ、
その某キャラクターとは真逆の元気な明るい感じを前に出してみました。
やっぱり、最初のがいい感じ♪と心の中で思っていたところ、
「お待たせしました!それでは一番最後のでお願いします!」と返ってきました。
え!!まじかよ!!と思いましたが、
「はい!わかりました!」と笑顔で返事をして、
オーディションとは全く違う声質で録り終えました(笑)
現場で変わるのはよくあることなので、
お~こっちなのか~と驚きはありましたが、
変化を面白がって取り組ませて頂きました。
今は、クライアント様の意見が全て・・
といっても過言ではない個人の時代です。。
だからこそ、柔軟に変化し、要求に応え、
信頼を積み重ねていきたいなと思います。