地上波再現ドラマのお仕事!

地上波のバラエティ番組の再現ドラマのお仕事に行ってきました。

これまでに何度かお仕事をさせていただいている制作会社ですが、
監督をはじめ制作チームは初めてご一緒する方々。
過去のお仕事の映像を観て、採用を決めていただいたそうです。
芝居を観た上で呼んで頂けるというのは、やはり嬉しいことです。

前日の夜に台本をいただき、早朝からの撮影。
短い準備時間なので、色々と作り込んでいくことはできません。

何があっても対応できるよう、物理的なものは多めに準備し、
あとは現場でいかに監督やスタッフの方々と良いコミュニケーションをとって、
柔軟に対応できるか、というところになってきます。
もちろん、日頃の準備が大事なのは言うまでもありませんが。

今回は主役で、全シーン出ずっぱり、
撮影は待ち時間なし(「役者は待つのが仕事」という言葉があるくらい、
現場によっては7時間待ちなどザラにあるのですが)どころか
休憩時間もほぼない状態(笑)で、2日間、ひたすらひたすら撮りました。

動物との共演だったので、なかなか思う様にいかない場面もあり、
撮影時間は押していましたが、芝居に関しては監督から繊細で明確な指示をいただき、
何度かニュアンスを微調整しながら取り組みました。

初めてご一緒する監督でも、こうして芝居の話を気持ちよく出来、
その場で一緒に探りながら創り上げていく感覚は、本当に楽しいものです。

私自身は、今APHでの稽古の中で取り組んでいる課題があり、
自分の長年やってきたクセから脱却し、
別の方向からのアプローチをしようとしているのですが、
まだまだ上手くいく時と、いかない時があります。
足りていないところはやはり足りていない。
埋まっていない時に、安易にクセが出てします。
そこを越えて、深めていくのが今後の課題です。

撮影終了後にご挨拶した際には、
初日の朝よりも明らかに表情が柔らかくなっている監督がそこにいらっしゃいました。
「きっと、またご一緒できる」直感的にそう思えた瞬間でした。

自分を越えて行くしかない。

面白がっていく!VPナレーションのお仕事!

防衛庁関連のナレーションでした。

具体的には艦艇装備に関しての動画でして、
重厚感のある音楽を用いて、艦艇研究所を案内していきます。
原稿は前もって用意されていたので、チェックは済ませていましたが、当日変更有り。
また、映像は前もって渡されていません。
ここまでは、当たり前かなと・・。

さあ、クライアントさんもいる中で、いざ本番。

初めて見る映像に、その場でナレーションを当てていきます。
ブロックごとに収録をしていくのですが、
1ページ目を読み終わった際、途中に出てくる看板の文字、
また最後に出てきた映像の文字とのタイミングを合わせてほしいという指摘を頂きました。

その場で初めて見る映像に、文字を合わせるとなると、
原稿にタイムを書いて頂くか、キューランプで指示を出して頂けると思っていたのですが、
ここの現場はそうではなさそうです。

とりあえず、自分の体感で、タイムを感じて、スピードを変えて読むしかありません。

できれば、一度、映像を流して頂き、自分でポイントとなるところに
タイムを書きこむことを提案できればそうしたいのですが、

時間も限られているので、そうもいきません。

結局、リテイクを繰り返し、4回目でOKを頂きました。

3回リテイクすることで、3回映像を見られるので、それで合わせられたのです。

そして次のページも同様に、
文字とタイミングを合わせてほしいというディレクションが、何か所もありました。

私からすると、初めて見る映像なので、タイミングを予測するしかありません。

さすがに、予測しながらナレーションするのは、至難の業だと思ったので、

正直に、
「すみません。初めて見る映像なので、ポイントとなるところに
キューランプを頂けないでしょうか?」と提案しました。

しかし、「いや~そうなるとあまりにも数が多くなるから・・・」
とDから断られてしまいました・・。

心の中ではイライラしてしまいましたが、代表からはセッションで
「こっちがイライラしたら終わりだ。面白がれ!」と、教わったこともあり、
「面白がろう!」と決めました。

そして、意図的に間違えて映像を2回流してもらい、
「3回目でOK」を出そうと決めました。

かなりリスクはあると思いましたが、
映像文字のタイミングを予測しながらナレーションをするよりは良いと思いました。

最終的に、時間内に収録は終わりました。

クライアントさんも喜んでいました。

結局、終わりよければすべてよしだと思うのですが・・・。

なかなかの現場でした。

何が起きても起因に立つこと、
また、現場がどうしたら円滑に進むか判断することも
ナレーターのお仕事だと勉強になりました。

ヒーロー物吹替のお仕事!セリフの丁寧さとは

ヒーロー物レギュラーです。

シーズン1からいたSさんが離脱して賑やかし要員が減りました。
さらにもう一人の賑やかし要員がストーリー上で死亡。

自分の役があっちこっちで騒ぎまくっていました。
本筋と絡まずに。

話の本筋と絡まないのは残念ですが、
こういう立ち位置はとても楽しいです。
今回は本筋外でのEさんとの絡みがメイン。
今までもあったのですが、
何せセリフが早く次々と進んでいくので毎回必死でした。

今の少人数での収録方法では、
ワンシーンをとてもじっくりやれる印象があり
Eさんとの会話にいつも以上に集中できました。

Eさんは本当に丁寧でいろんな受け方をする。

こちらがテストと本番でニュアンスが変わった所も丁寧に反応してくれます。
その上で自分の持ち味を色濃く出してくる。
今までも聞いていましたが、
改めてこの人は凄いなと感じました。

セッションで一人芝居をやり新しい自分のキャラクターを作ろうとして、
今までより喋り方を気にする意識があったので余計にそう感じました。

それと同時に自分の喋りがずいぶん雑だと感じるようにもなりました。

一音ずつ丁寧に発音するように稽古し始めたせいか、
勢いに任せてセリフを喋っている時に特に雑さが目立つように感じます。
けっこうショックでした。
もう少ししっかり喋ってるつもりでやってたのですが…

何とか丁寧に喋ろうとしますが、
そうするとスピードが遅くなるため尺が大きくこぼれてしまう。
今の自分ではかなり難しい。
同じような状況で雑に聞こえないEさんとの差を実感しました。

しっかり丁寧にテンポよく喋る事の難しさを感じた現場でした。

オーディション合格でVP・キャラクターナレーションのお仕事!

今回はオーディションに合格し、
都市整備局関連動画の
VPナレーションとキャラクターナレーションの二つを任されました。

まず先にVPナレーションの収録です。

ざっくり言うと、地下街の施設管理者様へ向けた
「災害に対する注意喚起の動画」です。

そこには見ている方に
前もって準備をしておいてほしいという意図があります。

当然、ナレーションもその雰囲気に合わせる必要があるのですが、
かといって全体的に暗くなりすぎても違うので、
最初の出だしの「問いかけ」部分を工夫するようにしました。

具体的には、APHで学ぶ技術を使い、
自分の体のある部分を意識して倍音にこだわりました。

次に、対策方法の説明になっていくので、
きっかけとなる日本語でいったん切り替え、
そこからは、自分の得意とする響きに持っていくように
ラインを変えていきました。

自分の違和感なく出せる自然なラインというのが、
ある程度出来上がっているのですが、
ボディボイスを使えば、
もっともっと自分の体を楽器化して響かせていけるのです。

今APHでやっている稽古のおかげで
だいぶ響きが前に出てきているのですが、まだまだです。

VPは、とても地味に見える仕事ですが、
基礎がしっかりしていないと安定しないですし、
実力がハッキリ出てしまいます。

技術を付けていくことは、一朝一夕ではできないですが
粘り強く丁寧に取り組んでいきたいと思っています。

一方、キャラクターナレーションは
「小学校低学年の男の子で・・」という指示のみ。

ほとんどこちらにお任せで自由でしたので
、弾けて楽しんで決めゼリフをかましてきました。

全体的に、クライアントさんにも評価を頂けたようで、安心しました。

今後も、現場に出ながら、
自分の響きにもっとこだわって稽古していきたいと思います。

収録人数を分けての収録。吹替レギュラーのお仕事!

緊急事態宣言は開けましたが、
コロナの影響で収録の仕方が変化しています。
今までは出演者全員で週一回、一話分を収録していたのですが、
今は3~4人でしか収録ができません。

一話全員分録り終わるのにほぼ丸一日かかる上に
入り時間が細かくバラバラになるので、
スケジュール調整もかなり難航したと思います。
そのせいかこのレギュラーは
・3~4人でのグループで二話分収録
・それを2週にわたって行う
というやり方になりました。

役者は2週間に一回、二話分収録するのです。
グループ毎の収録時間は3~4時間と以前の毎週一話分と変わりません。
しかしスタッフ側は毎週朝から丸一日スタジオに缶詰状態です。
かなり負担が増えています。

役者側としては芝居の質を落とさず
スムーズに収録を進めていかなければいけません。

完全個別収録ではかなり苦戦しましたが、
少人数とは言え会話する相手がいるので格段にやりやすくなりました。
さらに少人数に分けられた事で、
最近の風潮としてセリフの間隔が無くなり
スピードがとにかく早くなって息をつく暇もなかったのが、
多少出遅れても所々人がいないのでそこで立て直す余裕ができました。

全員でノンストップで喋り続ける
から
一人で喋る
さらに
少人数で喋る
と極端に変化した後なせいか、
この程々に余裕がある状況は思ったよりやりやすく感じてしまいました。
じっくりセリフを喋れる、というか。
スピードが変わったわけではないのですが不思議な感覚です。

そして今回
シーズン1から出演していたSさん演じるキャラが
チームから外れる事になりました。
このSさんのキャラは自分のキャラと一緒に
この番組のコメディパートを担当していました。
二人のキャラが親友として本筋外の所で
ふざけて盛り上がっているシーンがいつも楽しみでした。

自分はシーズン2頭からの出演で今5の途中なのでほぼ4年、
自分の仕事の中でも最長です。
今回は自分とSさんのキャラの別れが本筋として描かれました。

とても寂しいのですがとても楽しかった。

先週まで個別収録だったせいもあり、
Sさんの声を直接聞くのは久しぶりでした。
収録中、ずっとSさんのセリフに全神経を集中していました。
収録の環境とストーリーの影響もあって
いつも以上に集中力が上がっていたように思います。

テストで自分のセリフを聞いて、
本番でSさんがニュアンスを変えてきたのがわかりました。
自分もそれに乗ってセリフを返しました。

今まではこういう時頭で考える方が先行していたように思います。
今日は感じる方が前に出たと思いました。
それがとても心地良かった。

Sさんは収録中あまり他の人と喋らないので、
自分は特に仲が良いわけでもありません。
飲み会は二人とも苦手であまり行きません。
本当に収録中だけの付き合いです。

それでも別れのシーンに近づくにつれて、
昔を懐かしんでるというか何というか、
ちょっと表現しづらいですがあったかい空気になりました。

劇中では二人のキャラは泣きながら別れを悲しんでいましたが、
演じている自分はSさんと仕事ができて
本当に良かったとしみじみ感じていました。

収録後にSさんに花束とスタッフ出演者からの寄せ書きを渡したのですが、
あまり表情を変えないSさんが珍しく嬉しそうにしていました。
自分が良い芝居ができてSさんが楽しく思ってくれていたら良いのですが…

番組としてはSさんがいなくなるのは正直キツイです。
空気をしっかり作ってくれる役者が一人いなくなるだけで、
現場は大きく変わります。

次の収録から自分はよりパワフルにならなければと感じました。

ガヤがないと…外画吹替レギュラーのお仕事!

緊急事態宣言が解除されましたが、
収録はまだ自粛モードです。

とは言え完全個別収録から3~4人での収録はできるようになりました。
マイクの間隔を広く取り間に衝立を置いて接触を減らしています。

今日は番組レギュラーで入ってる外画です。

人がいるって本当に素晴らしい‼︎
一人でやってると相手のセリフを全てイメージしてそれに返すのですが、
相手が実際にいると熱量が違う。
当たり前ですが。

相手がいなくてもいるように芝居をするのがプロです。
当然自分もやります。
しかしやはり相手がいるといないとでは違います。
ちゃんとセリフのあるシーンや役ならまだ良いのですが「ガヤ」と呼ばれる、
そのシーンの後ろでその他大勢の人が喋っている部分では
周りの人との絡みがないと非常にやり難い。

シーンと無関係な通行人ならともかく、
メインキャラの絡みを見ながらリアクションをしている聴衆だと
別々に録っている他の人と自分で作ったセリフの内容が被ったりするのです。

その他大勢なので映っているこの人、と特に決められていません。
映ってない事もあります。
そこに自分でセリフを作り当てて行くのですが、
聴衆がだいたい同じようなリアクションしてるシーンなどは喋る事も絞られてきます。

収録の場に共演者がいれば、
「あ、これは言われたから別の事を言おう」
「あの人のセリフに合わせて絡もう」
「自分からのセリフに乗ってくれたからこのまま行こう」
といろんな事ができます。

それがゼロ。

謎解き途中でメインキャラのセリフが思わせぶりだったり、
状況がはっきりしていない事もあり
具体的な内容に全く触れずに
何となくな雰囲気を出さないといけない場面もたくさんあります。

シーン内で話している内容がほぼ謎。
それに反応する聴衆はどうやら内容を理解しているらしい、という
それまでのストーリーではまだ明かされていない内容を匂わすシーンがあります。
が、吹き替える役者もディレクターもスタッフも先のストーリーを誰も知らない。

何喋って良いかわからない‼︎

聴衆は、とりあえず不満はあるけど
しょうがなく何かに従わければいけない?ように見える。
ディレクターに
「とりあえず回すからやって」
と言われて一度やってみると、

「そのセリフ前に録った人と被ってるから違うのにして」

いやわかりません。
自分より前に収録した人がなに喋ったのか見れないし。

こちらが困ってるのをみてディレクターが
「ちゃんとリハV見てきた?(笑)」
と笑いながら言います。

ディレクターはとても楽しんでいる。
というか日本語版に関わってる人全員この段階では内容理解できないはず。
わかるのは英語版スタッフやキャストだけです。

「それっぽく何とかやっといて(笑)」

ええやりますとも。
とにかく言葉をあやふやにして具体的な事は一切言わず、
精一杯不満と戸惑いを表現しました。

「はい頂きました(笑)」

なんていうやり取りがちょっと前にありました。
こういう時はTRですよTR。
それで何とか乗り切りました。

それが今日の収録では「3人」いるんです。
会話ができる‼︎
多少前に録ったグループと内容が被っても3人で喋ってれば全く同じにはならない。
具体的な事を喋れなくても、
揉めてみたり頷き合ったりといろんな事ができます。

人がいる。
これがこんなに有難いと思った事はありません。
改めて「相手と会話する」という事の重要さを感じました。

VPの呼吸とは違う!化粧品の動画ナレーションのお仕事!

今日は、某化粧品の説明動画ナレーションでした。

化粧品のお仕事はずっとやりたいと思っていたので、ご縁に感謝です。

普段頂くVPのナレーションは、できるだけ「淡々と」を意識していますが、

今回は、強調してほしいところの指示が明確で、
いつものVPとは違うラインを求められました。

たっぷり、しっとり、お肌ピーン、トントン・・・等、
化粧品特有の「形容詞」や「副詞」や「擬態語」のオンパレードです(笑)

この辺りの技術は、まだ追い付いていないので
ディレクターが求める言い方に素直に従うようにしました。

さあ、最初は、テストです。

強調部分をオーバーに変化を付けて語ることに少し違和感を感じて、
やりすぎなんじゃないか・・そう思いましたが、
実際に返しを聞いてみると、むしろ足りない・・・と感じました。

ディレクターからも、「もっとオーバーにやってほしい」と思った通りの指示が出たので、
自分の違和感はひとまず横に置いて、その強調すべき言葉を指示通りオーバーにやりました。

それで普通くらいでしたね。びっくりしました。

あ~このくらいやっちゃっていいんだ~と・・・。

また、収録がかなり特殊でして、
ディレクターもブースに入り、隣でパソコンで動画を見せて下さり、
その動画に私がナレーションを合わせる形態でした。

なるべく、動画にナレーションをぴったり合わせていくことで、
後の編集が楽になるので、より動画の映像に注意を向けました。

動画に映る女性が肌を触ったら、「ピーン」とか、映像のポイントという文字が出たら、
「それではポイントです♪」とか。

きっとTVの生放送ナレーションは、
こんな感じで映像の表現にニュアンスを合わせにいくんだろうなと思いました。

その中で、APHで稽古している語頭や語尾も、「丁寧に」を心がけました。

VPナレーションは、テンポを崩さずに読むことが多いので、
今回のお仕事は、新しい呼吸の感覚が味わえて、とても勉強になりました。

初めてお仕事をさせていただく制作会社でしたが、
収録時間も巻いたのと、声の雰囲気がぴったりだと、とても喜ばれました。

まだまだ個人的に課題だらけで、最初のラインはもっとこうすべきだった・・・
など終わった後は反省ばかりですが、やっぱり化粧品関係のお仕事は楽しいです。

もっともっと要望に技術で応えられるように、上を目指していきたいものです。

注文は可愛いらしく泣きながら…!解説アニメのお仕事!

今回は年金に関するアニメ動画のお仕事でした。

特に、オーディションはなく、
いつもナレーションでお世話になっている制作会社からのご指名です。

アニメは動物たちがお届けするニュース番組仕立てになっていて、
私はインタビューを受けるパンダの役でした。

セリフ自体は短く、泣きながらコメントをします。

この「泣きながら」というのは、当たり前ですが、自分で加減を決めてテストをします。

泣いているように聞こえる必要があり、セリフもきちんと聞こえなければいけません。

テストで自分の思う通りにやってみると、ディレクターから、
「あ、それで、お願いします」と言われ、そのまま本番もOKを頂きました。

その後、セリフを言い終わった後の「泣き」だけを何パターンかを収録しました。

キャラクターに対するオーダーが、「可愛らしく」という指示だったので、

「あ、地でいけるな」

・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・。

というのは冗談で(笑)

声のポジションを少し明るめにAPHの技術を使って、ラインを取りました。

その部分に関しても特に何も言われなかったので、問題はなかったと思うのですが、
もうちょっと、あの技術を使えたんじゃないかなぁ・・?

なんて言い始めたらきりがないですね・・・。技術は簡単に身につくものではありません。

ただ、ブースに入ったら、相手の要求に応えられるように、もうやるしかないのです。

APHで学ぶ技術の深度が深まるごとに、仕事が増えるというのはもうわかっているので、
日々、稽古して準備していきたいと思います。

一人録りでも盛り上げるには?吹替レギュラーのお仕事!

ヒーロー物レギュラーが再開されました‼

コロナの影響でほぼ二ヶ月間が開きました。
久しぶりの収録は本当に楽しみでした。

ここでもやはり完全個別収録。
今日は二話分の収録でしたが全シーン一人でやります。
やはり寂しさと共にやり辛さも感じます。

しかし先日の別作品のシーズン1の第1話のように
共演者の芝居がわからないという事はありません。
共演者の芝居のイメージははっきりあります。
自分は賑やかし役で話のスタートを切る事が多いのでどう攻めていくかです。

「あ、そう」という単なる受け答えでも意図をハッキリと出す。
今までよりも「自分はこうしたいよ‼」と強く表現しました。

この一人での収録は今のネットでやる日曜セッションとほぼ同じです。
掛け合いの中で相手が補ってくれていた部分
相手の芝居によってわかりやすくなっていた自分の意図を基本的に全部自分で出していく
という感じでしょうか。

相手がいない事で自分の芝居が薄い所がハッキリと露呈する感じがしました。
改めて共演者に助けられていた事を実感します。

今までなら相手の芝居でこちらがさらに盛り上がったりしましたが、
そこを一人でやるのです。
自分の力でどこまで埋められるかが嫌でも感じられました。

たまにベテランの方が抜き録りをしているのを見ている事がありましたが、
一人でも充分そのシーンが成立していました。
相手の台詞がなくてもシーンの内容がハッキリわかり、盛り上がっていく。

これができる人同士が会話をするからさらに濃く面白くなるのだと思います。
自分はまだまだ薄い。

日曜での一人芝居でもっと密度を濃くしていこうと思います。

一人収録のメリットデメリット?ドキュメンタリー吹替のお仕事!

緊急事態宣言が出てから吹き替えの収録が基本的に全て延期になりました。

そしてようやく少しずつ再開し始めています。

しかし完全に一人ずつ収録する事になったのでスケジュールを再調整してまた延期。
厳しい状況です。

今日の収録も一人ずつ。
しかもシーズン1第1話。
他の人の芝居が全くわかりません。
全くの未知の領域です。

スタジオには入り時間の直前に入り極力他の人と接触しないようにします。
自分がスタジオに入るとスタッフさん以外には誰もいない。
収録ブースは完全に自分一人でした。

収録が始まりました。

テストでは前に録った人の分を流してくるたので本当に助かりました。
それに合わせて芝居をします。

ドキュメンタリーのボイスオーバーで、
内容もわかりやすく芝居で迷う事はありませんでした。
自粛直前の一人ずつの収録もそうでしたが、
共演者と会話をすると言うより、
ディレクターと会話をしているような気分になりました。

共演者と一緒に収録すると自分が出ていないシーンも見ながら流れに沿って芝居をします。
しかし一人で収録すると、
自分の出ていないシーンは全て飛ばしてしまうのです。
そのため物語が急に飛んだような、
唐突な感覚がありました。

顔出しの場合はどのシーンから撮影するかはその時々で違うので、
これは当たり前の感覚なのではないかと思います。

しかし基本的に声優は映像を頭から流してそれに芝居を当てていくので
シーンを飛ばす事はまずありません。
抜き録りやリテイクくらいです。
舞台も同じだと思います。

このシーンをワープする感覚が慣れない。
新しい感覚でした。

個人的な課題である姿勢を試すには一人での収録はむしろやり易いと感じます。
ある意味自分の事に集中できる。

相手を無視するのではなく、
自分の返し方に意識をもっていく感じでしょうか。
そしてディレクターとそれについて確認する。
このディレクターとのやり取りが多人数で収録する時より濃くなったのです。

この点はとてもやり易かった。
今まではOKなら特に何も言われない事はザラです。
一人一人全てにやっていたら時間がかかるからです。
しかし一人だと「今の感じで」「良いですね」と
今まで滅多に言われない事を言ってもらえました。
今回は特に収録がかなり巻いていたので余計でした。

状況的にミキサールームに顔を出して話をするのはちょっとできないので、
ディレクターと収録中にたくさんコミュニケーションを取れるのは良かった。

ここは苦手な部分だったのでこれからも濃くしていこうと思います。