ヒーロー物吹替のお仕事!セリフの丁寧さとは

ヒーロー物レギュラーです。

シーズン1からいたSさんが離脱して賑やかし要員が減りました。
さらにもう一人の賑やかし要員がストーリー上で死亡。

自分の役があっちこっちで騒ぎまくっていました。
本筋と絡まずに。

話の本筋と絡まないのは残念ですが、
こういう立ち位置はとても楽しいです。
今回は本筋外でのEさんとの絡みがメイン。
今までもあったのですが、
何せセリフが早く次々と進んでいくので毎回必死でした。

今の少人数での収録方法では、
ワンシーンをとてもじっくりやれる印象があり
Eさんとの会話にいつも以上に集中できました。

Eさんは本当に丁寧でいろんな受け方をする。

こちらがテストと本番でニュアンスが変わった所も丁寧に反応してくれます。
その上で自分の持ち味を色濃く出してくる。
今までも聞いていましたが、
改めてこの人は凄いなと感じました。

セッションで一人芝居をやり新しい自分のキャラクターを作ろうとして、
今までより喋り方を気にする意識があったので余計にそう感じました。

それと同時に自分の喋りがずいぶん雑だと感じるようにもなりました。

一音ずつ丁寧に発音するように稽古し始めたせいか、
勢いに任せてセリフを喋っている時に特に雑さが目立つように感じます。
けっこうショックでした。
もう少ししっかり喋ってるつもりでやってたのですが…

何とか丁寧に喋ろうとしますが、
そうするとスピードが遅くなるため尺が大きくこぼれてしまう。
今の自分ではかなり難しい。
同じような状況で雑に聞こえないEさんとの差を実感しました。

しっかり丁寧にテンポよく喋る事の難しさを感じた現場でした。

オーディション合格でVP・キャラクターナレーションのお仕事!

今回はオーディションに合格し、
都市整備局関連動画の
VPナレーションとキャラクターナレーションの二つを任されました。

まず先にVPナレーションの収録です。

ざっくり言うと、地下街の施設管理者様へ向けた
「災害に対する注意喚起の動画」です。

そこには見ている方に
前もって準備をしておいてほしいという意図があります。

当然、ナレーションもその雰囲気に合わせる必要があるのですが、
かといって全体的に暗くなりすぎても違うので、
最初の出だしの「問いかけ」部分を工夫するようにしました。

具体的には、APHで学ぶ技術を使い、
自分の体のある部分を意識して倍音にこだわりました。

次に、対策方法の説明になっていくので、
きっかけとなる日本語でいったん切り替え、
そこからは、自分の得意とする響きに持っていくように
ラインを変えていきました。

自分の違和感なく出せる自然なラインというのが、
ある程度出来上がっているのですが、
ボディボイスを使えば、
もっともっと自分の体を楽器化して響かせていけるのです。

今APHでやっている稽古のおかげで
だいぶ響きが前に出てきているのですが、まだまだです。

VPは、とても地味に見える仕事ですが、
基礎がしっかりしていないと安定しないですし、
実力がハッキリ出てしまいます。

技術を付けていくことは、一朝一夕ではできないですが
粘り強く丁寧に取り組んでいきたいと思っています。

一方、キャラクターナレーションは
「小学校低学年の男の子で・・」という指示のみ。

ほとんどこちらにお任せで自由でしたので
、弾けて楽しんで決めゼリフをかましてきました。

全体的に、クライアントさんにも評価を頂けたようで、安心しました。

今後も、現場に出ながら、
自分の響きにもっとこだわって稽古していきたいと思います。

収録人数を分けての収録。吹替レギュラーのお仕事!

緊急事態宣言は開けましたが、
コロナの影響で収録の仕方が変化しています。
今までは出演者全員で週一回、一話分を収録していたのですが、
今は3~4人でしか収録ができません。

一話全員分録り終わるのにほぼ丸一日かかる上に
入り時間が細かくバラバラになるので、
スケジュール調整もかなり難航したと思います。
そのせいかこのレギュラーは
・3~4人でのグループで二話分収録
・それを2週にわたって行う
というやり方になりました。

役者は2週間に一回、二話分収録するのです。
グループ毎の収録時間は3~4時間と以前の毎週一話分と変わりません。
しかしスタッフ側は毎週朝から丸一日スタジオに缶詰状態です。
かなり負担が増えています。

役者側としては芝居の質を落とさず
スムーズに収録を進めていかなければいけません。

完全個別収録ではかなり苦戦しましたが、
少人数とは言え会話する相手がいるので格段にやりやすくなりました。
さらに少人数に分けられた事で、
最近の風潮としてセリフの間隔が無くなり
スピードがとにかく早くなって息をつく暇もなかったのが、
多少出遅れても所々人がいないのでそこで立て直す余裕ができました。

全員でノンストップで喋り続ける
から
一人で喋る
さらに
少人数で喋る
と極端に変化した後なせいか、
この程々に余裕がある状況は思ったよりやりやすく感じてしまいました。
じっくりセリフを喋れる、というか。
スピードが変わったわけではないのですが不思議な感覚です。

そして今回
シーズン1から出演していたSさん演じるキャラが
チームから外れる事になりました。
このSさんのキャラは自分のキャラと一緒に
この番組のコメディパートを担当していました。
二人のキャラが親友として本筋外の所で
ふざけて盛り上がっているシーンがいつも楽しみでした。

自分はシーズン2頭からの出演で今5の途中なのでほぼ4年、
自分の仕事の中でも最長です。
今回は自分とSさんのキャラの別れが本筋として描かれました。

とても寂しいのですがとても楽しかった。

先週まで個別収録だったせいもあり、
Sさんの声を直接聞くのは久しぶりでした。
収録中、ずっとSさんのセリフに全神経を集中していました。
収録の環境とストーリーの影響もあって
いつも以上に集中力が上がっていたように思います。

テストで自分のセリフを聞いて、
本番でSさんがニュアンスを変えてきたのがわかりました。
自分もそれに乗ってセリフを返しました。

今まではこういう時頭で考える方が先行していたように思います。
今日は感じる方が前に出たと思いました。
それがとても心地良かった。

Sさんは収録中あまり他の人と喋らないので、
自分は特に仲が良いわけでもありません。
飲み会は二人とも苦手であまり行きません。
本当に収録中だけの付き合いです。

それでも別れのシーンに近づくにつれて、
昔を懐かしんでるというか何というか、
ちょっと表現しづらいですがあったかい空気になりました。

劇中では二人のキャラは泣きながら別れを悲しんでいましたが、
演じている自分はSさんと仕事ができて
本当に良かったとしみじみ感じていました。

収録後にSさんに花束とスタッフ出演者からの寄せ書きを渡したのですが、
あまり表情を変えないSさんが珍しく嬉しそうにしていました。
自分が良い芝居ができてSさんが楽しく思ってくれていたら良いのですが…

番組としてはSさんがいなくなるのは正直キツイです。
空気をしっかり作ってくれる役者が一人いなくなるだけで、
現場は大きく変わります。

次の収録から自分はよりパワフルにならなければと感じました。

ガヤがないと…外画吹替レギュラーのお仕事!

緊急事態宣言が解除されましたが、
収録はまだ自粛モードです。

とは言え完全個別収録から3~4人での収録はできるようになりました。
マイクの間隔を広く取り間に衝立を置いて接触を減らしています。

今日は番組レギュラーで入ってる外画です。

人がいるって本当に素晴らしい‼︎
一人でやってると相手のセリフを全てイメージしてそれに返すのですが、
相手が実際にいると熱量が違う。
当たり前ですが。

相手がいなくてもいるように芝居をするのがプロです。
当然自分もやります。
しかしやはり相手がいるといないとでは違います。
ちゃんとセリフのあるシーンや役ならまだ良いのですが「ガヤ」と呼ばれる、
そのシーンの後ろでその他大勢の人が喋っている部分では
周りの人との絡みがないと非常にやり難い。

シーンと無関係な通行人ならともかく、
メインキャラの絡みを見ながらリアクションをしている聴衆だと
別々に録っている他の人と自分で作ったセリフの内容が被ったりするのです。

その他大勢なので映っているこの人、と特に決められていません。
映ってない事もあります。
そこに自分でセリフを作り当てて行くのですが、
聴衆がだいたい同じようなリアクションしてるシーンなどは喋る事も絞られてきます。

収録の場に共演者がいれば、
「あ、これは言われたから別の事を言おう」
「あの人のセリフに合わせて絡もう」
「自分からのセリフに乗ってくれたからこのまま行こう」
といろんな事ができます。

それがゼロ。

謎解き途中でメインキャラのセリフが思わせぶりだったり、
状況がはっきりしていない事もあり
具体的な内容に全く触れずに
何となくな雰囲気を出さないといけない場面もたくさんあります。

シーン内で話している内容がほぼ謎。
それに反応する聴衆はどうやら内容を理解しているらしい、という
それまでのストーリーではまだ明かされていない内容を匂わすシーンがあります。
が、吹き替える役者もディレクターもスタッフも先のストーリーを誰も知らない。

何喋って良いかわからない‼︎

聴衆は、とりあえず不満はあるけど
しょうがなく何かに従わければいけない?ように見える。
ディレクターに
「とりあえず回すからやって」
と言われて一度やってみると、

「そのセリフ前に録った人と被ってるから違うのにして」

いやわかりません。
自分より前に収録した人がなに喋ったのか見れないし。

こちらが困ってるのをみてディレクターが
「ちゃんとリハV見てきた?(笑)」
と笑いながら言います。

ディレクターはとても楽しんでいる。
というか日本語版に関わってる人全員この段階では内容理解できないはず。
わかるのは英語版スタッフやキャストだけです。

「それっぽく何とかやっといて(笑)」

ええやりますとも。
とにかく言葉をあやふやにして具体的な事は一切言わず、
精一杯不満と戸惑いを表現しました。

「はい頂きました(笑)」

なんていうやり取りがちょっと前にありました。
こういう時はTRですよTR。
それで何とか乗り切りました。

それが今日の収録では「3人」いるんです。
会話ができる‼︎
多少前に録ったグループと内容が被っても3人で喋ってれば全く同じにはならない。
具体的な事を喋れなくても、
揉めてみたり頷き合ったりといろんな事ができます。

人がいる。
これがこんなに有難いと思った事はありません。
改めて「相手と会話する」という事の重要さを感じました。

VPの呼吸とは違う!化粧品の動画ナレーションのお仕事!

今日は、某化粧品の説明動画ナレーションでした。

化粧品のお仕事はずっとやりたいと思っていたので、ご縁に感謝です。

普段頂くVPのナレーションは、できるだけ「淡々と」を意識していますが、

今回は、強調してほしいところの指示が明確で、
いつものVPとは違うラインを求められました。

たっぷり、しっとり、お肌ピーン、トントン・・・等、
化粧品特有の「形容詞」や「副詞」や「擬態語」のオンパレードです(笑)

この辺りの技術は、まだ追い付いていないので
ディレクターが求める言い方に素直に従うようにしました。

さあ、最初は、テストです。

強調部分をオーバーに変化を付けて語ることに少し違和感を感じて、
やりすぎなんじゃないか・・そう思いましたが、
実際に返しを聞いてみると、むしろ足りない・・・と感じました。

ディレクターからも、「もっとオーバーにやってほしい」と思った通りの指示が出たので、
自分の違和感はひとまず横に置いて、その強調すべき言葉を指示通りオーバーにやりました。

それで普通くらいでしたね。びっくりしました。

あ~このくらいやっちゃっていいんだ~と・・・。

また、収録がかなり特殊でして、
ディレクターもブースに入り、隣でパソコンで動画を見せて下さり、
その動画に私がナレーションを合わせる形態でした。

なるべく、動画にナレーションをぴったり合わせていくことで、
後の編集が楽になるので、より動画の映像に注意を向けました。

動画に映る女性が肌を触ったら、「ピーン」とか、映像のポイントという文字が出たら、
「それではポイントです♪」とか。

きっとTVの生放送ナレーションは、
こんな感じで映像の表現にニュアンスを合わせにいくんだろうなと思いました。

その中で、APHで稽古している語頭や語尾も、「丁寧に」を心がけました。

VPナレーションは、テンポを崩さずに読むことが多いので、
今回のお仕事は、新しい呼吸の感覚が味わえて、とても勉強になりました。

初めてお仕事をさせていただく制作会社でしたが、
収録時間も巻いたのと、声の雰囲気がぴったりだと、とても喜ばれました。

まだまだ個人的に課題だらけで、最初のラインはもっとこうすべきだった・・・
など終わった後は反省ばかりですが、やっぱり化粧品関係のお仕事は楽しいです。

もっともっと要望に技術で応えられるように、上を目指していきたいものです。

注文は可愛いらしく泣きながら…!解説アニメのお仕事!

今回は年金に関するアニメ動画のお仕事でした。

特に、オーディションはなく、
いつもナレーションでお世話になっている制作会社からのご指名です。

アニメは動物たちがお届けするニュース番組仕立てになっていて、
私はインタビューを受けるパンダの役でした。

セリフ自体は短く、泣きながらコメントをします。

この「泣きながら」というのは、当たり前ですが、自分で加減を決めてテストをします。

泣いているように聞こえる必要があり、セリフもきちんと聞こえなければいけません。

テストで自分の思う通りにやってみると、ディレクターから、
「あ、それで、お願いします」と言われ、そのまま本番もOKを頂きました。

その後、セリフを言い終わった後の「泣き」だけを何パターンかを収録しました。

キャラクターに対するオーダーが、「可愛らしく」という指示だったので、

「あ、地でいけるな」

・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・。

というのは冗談で(笑)

声のポジションを少し明るめにAPHの技術を使って、ラインを取りました。

その部分に関しても特に何も言われなかったので、問題はなかったと思うのですが、
もうちょっと、あの技術を使えたんじゃないかなぁ・・?

なんて言い始めたらきりがないですね・・・。技術は簡単に身につくものではありません。

ただ、ブースに入ったら、相手の要求に応えられるように、もうやるしかないのです。

APHで学ぶ技術の深度が深まるごとに、仕事が増えるというのはもうわかっているので、
日々、稽古して準備していきたいと思います。

一人録りでも盛り上げるには?吹替レギュラーのお仕事!

ヒーロー物レギュラーが再開されました‼

コロナの影響でほぼ二ヶ月間が開きました。
久しぶりの収録は本当に楽しみでした。

ここでもやはり完全個別収録。
今日は二話分の収録でしたが全シーン一人でやります。
やはり寂しさと共にやり辛さも感じます。

しかし先日の別作品のシーズン1の第1話のように
共演者の芝居がわからないという事はありません。
共演者の芝居のイメージははっきりあります。
自分は賑やかし役で話のスタートを切る事が多いのでどう攻めていくかです。

「あ、そう」という単なる受け答えでも意図をハッキリと出す。
今までよりも「自分はこうしたいよ‼」と強く表現しました。

この一人での収録は今のネットでやる日曜セッションとほぼ同じです。
掛け合いの中で相手が補ってくれていた部分
相手の芝居によってわかりやすくなっていた自分の意図を基本的に全部自分で出していく
という感じでしょうか。

相手がいない事で自分の芝居が薄い所がハッキリと露呈する感じがしました。
改めて共演者に助けられていた事を実感します。

今までなら相手の芝居でこちらがさらに盛り上がったりしましたが、
そこを一人でやるのです。
自分の力でどこまで埋められるかが嫌でも感じられました。

たまにベテランの方が抜き録りをしているのを見ている事がありましたが、
一人でも充分そのシーンが成立していました。
相手の台詞がなくてもシーンの内容がハッキリわかり、盛り上がっていく。

これができる人同士が会話をするからさらに濃く面白くなるのだと思います。
自分はまだまだ薄い。

日曜での一人芝居でもっと密度を濃くしていこうと思います。

一人収録のメリットデメリット?ドキュメンタリー吹替のお仕事!

緊急事態宣言が出てから吹き替えの収録が基本的に全て延期になりました。

そしてようやく少しずつ再開し始めています。

しかし完全に一人ずつ収録する事になったのでスケジュールを再調整してまた延期。
厳しい状況です。

今日の収録も一人ずつ。
しかもシーズン1第1話。
他の人の芝居が全くわかりません。
全くの未知の領域です。

スタジオには入り時間の直前に入り極力他の人と接触しないようにします。
自分がスタジオに入るとスタッフさん以外には誰もいない。
収録ブースは完全に自分一人でした。

収録が始まりました。

テストでは前に録った人の分を流してくるたので本当に助かりました。
それに合わせて芝居をします。

ドキュメンタリーのボイスオーバーで、
内容もわかりやすく芝居で迷う事はありませんでした。
自粛直前の一人ずつの収録もそうでしたが、
共演者と会話をすると言うより、
ディレクターと会話をしているような気分になりました。

共演者と一緒に収録すると自分が出ていないシーンも見ながら流れに沿って芝居をします。
しかし一人で収録すると、
自分の出ていないシーンは全て飛ばしてしまうのです。
そのため物語が急に飛んだような、
唐突な感覚がありました。

顔出しの場合はどのシーンから撮影するかはその時々で違うので、
これは当たり前の感覚なのではないかと思います。

しかし基本的に声優は映像を頭から流してそれに芝居を当てていくので
シーンを飛ばす事はまずありません。
抜き録りやリテイクくらいです。
舞台も同じだと思います。

このシーンをワープする感覚が慣れない。
新しい感覚でした。

個人的な課題である姿勢を試すには一人での収録はむしろやり易いと感じます。
ある意味自分の事に集中できる。

相手を無視するのではなく、
自分の返し方に意識をもっていく感じでしょうか。
そしてディレクターとそれについて確認する。
このディレクターとのやり取りが多人数で収録する時より濃くなったのです。

この点はとてもやり易かった。
今まではOKなら特に何も言われない事はザラです。
一人一人全てにやっていたら時間がかかるからです。
しかし一人だと「今の感じで」「良いですね」と
今まで滅多に言われない事を言ってもらえました。
今回は特に収録がかなり巻いていたので余計でした。

状況的にミキサールームに顔を出して話をするのはちょっとできないので、
ディレクターと収録中にたくさんコミュニケーションを取れるのは良かった。

ここは苦手な部分だったのでこれからも濃くしていこうと思います。

吹替収録再開!ずっと一人で録ると…

ようやく収録が再開されました‼︎

長かった。

稽古の時間はたっぷりありましたが、
やはり現場で演じるのは良いです‼︎

コロナの影響でさらに収録が変化しました。
とうとう一人ずつの収録です。
完全に一人。
その一人のセリフを全て録り終わってから次の人です。
収録が延期されたので二話分を一人で一気に録ります。

芝居は相手との会話が命ですが…
これはしょうがないですね。
吹き替えは映像が完全な状態であるので、
距離感がずれる事はないと思います。

一人で喋るのは大変ではあります。
しかし自分の課題に集中するのはある意味やりやすい環境でした。

課題はやはり姿勢です。
ずっとやってます。

最近ようやく無駄な力を抜きながら安定感が出てきました。
以前は力んで完全に固めていた部分がほぐれてきています。
その分余力が残るようになってきていました。

今日も無駄な力を抜こうと必死でした。
基本的には体の真ん中で立てるのが一番だと思うのですが、
今の自分は左右どちらかに寄った状態でないとまだ安定しません。

今日はまず左から。
順調なスタートです。
家を出る前にしっかりと身体を暖めてきました。
音の出は良かった。

自分の役はこの作品の中では一番多く台詞があるのですが、
家での稽古と現場の疲れ方はかなり違います。

家では苦もなく一話分の台詞ができるのに、
現場では徐々に疲弊していきます。

緊張感は当然違うのですが一番の原因は、
やはり「力み」です。

家では力を抜いて楽に立っている感覚の方が強いのに、
現場ではそこに明らかに力みがあるのが分かります。

固い。

これが腰や脚を痛めたり疲弊する原因です。
厄介なクセです。
台詞の合間で姿勢を入れ直し、
固まり始めた部分を緩めます。

一本目は良い状態で終われました。
良い手応えです。
二本分の収録で三時間抑えられていましが、
一本目が終わった段階で1時間が経過していました。
収録の初めにマシントラブルで十分ほど待っていたので約50分。
良いペースです。

二本目

ん?
少し身体が重いか?
休憩はありましたが一人で録ってるのでずっと自分が喋っています。
現場の緊張感もプラスされて疲弊し始めたようです。

一度大きく呼吸すると背中・鳩尾周りが硬くなっていました。
そこが緩み血が巡るのがわかりました。
固まってるのに気付かなかった。

二本目は昂る感情を抑えて喋る台詞が多く、
自然と身体に力が入ります。
肩の力みはだいぶなくなってきていましたが、
腕がだんだん降りてくる。
それが胴回りを押しつぶすような感覚がありました。

もう一度姿勢を入れ直します。

二本目中盤

音の踏ん張りが甘くなってきました。
台詞が滑る。
気付くと下半身が固まりかけてしました。
左から右に変えます。
真ん中で立てるようになりたい。

右に変えた事で持ち直す事ができました。
後もう少し。
ここからは長台詞多く山場です。

ちょっとずつ台詞が走り出したのか、
尺が短くなる事が多くなりました。
また鳩尾周りが固まっている。
大きく呼吸を入れてほぐします。

固くなってる‼︎

少し音のポジションが上がっているのがわかりました。
鳩尾周りが固まってポジションが落ちない。
もう一度呼吸を入れました。

なんとか落とす事ができました。
主役をやってずっと喋ってる人の凄さをまた改めて感じます。

二本目も終盤に入り細かいコントロールが効きづらくなってきました。
普通に喋ったり張ったりするのは良いのですが、
柔らかく繊細台詞のコントロールが甘くなってきました。
普段いかに力みに頼っているか痛感しました。

最後の台詞を言い終えて確認が終わりディレクターから
「お疲れ様でした‼︎」
という言葉を聞き達成感が込み上げました。

収録は二時間半

予定より30分早く終わりました。
もう30分早く終わらせたかった。
二本目で少し時間がかかってしまいました。
今回の一人ずつでの収録はスタッフさん達が缶詰状態です。
可能な限り巻きたかった。

やはり長時間、連続で喋ってもぶれない土台が必要です。
自分の足りないところを痛感した現場でした。

企業VPナレーションのお仕事!信頼を勝ち取ること

今日は新しい制作会社さんとのお仕事でした。

そこは、企業用の動画作成を専門にされている会社で、
自社ビル内にスタジオを数個完備しています。

初めてのスタジオで、制作会社のディレクター、クライアント、そして私が挨拶をし、
軽く打ち合わせをして、ブースに入ります。

今回は、某コールセンター向けのVPナレーションです。

テストで、自分が思うようにやってみたところ、
「もう少しゆっくりめで」と指示を受けたので、
スピード感をたっぷりにして、再度取り組みました。

すると「それでお願いします」とのことだったので、この感じを丁寧に、
自分の良い響きの部分を意識して、後は自由にやるようにしました。

文章も、堅苦しくなく、とても身近に感じる文言だったので、
想いを込めながらも語尾に気を付けて、淡々と読むことができました。

その場でミキサーさんが、ページごとに録ったナレーションを
動画にはめ込んでいく作業を同時にやっていきます。

そして完成させた動画を最後に全員で見て、
問題ないかをクライアントさんに見てもらいます。

2時間枠で抑えていたのですが、1時間で録り終え、
後はミキサーさんの方で調整といった具合で、かなりスムーズでした。

ブースから出た後の空気も、かなり良かった方だと思います。

はじめは、つまらなさそうにしていたクライアントさんも
私がブースから出ると立ち上がって、「ありがとうございました」と仰って下さったので、
あ~大丈夫だったんだなと感じることができました。

また帰り際に制作会社のディレクターからも深くお辞儀をされました。

クライアントから見れば、制作会社が紹介してくるナレーターです。
今後もこの制作会社に仕事を任せて良いのかどうか、
ナレーターの印象によって左右してしまうと思います。

ディレクターの深いお辞儀は、きっと安心いただけたのだと感じました。

しかし、私自身、個人レッスンを受けた後で気づいたのですが、
自分の呼吸を下から持ってくるクセがあり、

またそれを得意としていたので、今回もその、
下から持ってきていた部分が多かったかもしれないなと反省しています。

まだまだ技術が足りていない部分が多いので、そこは日々稽古するしかないですね。