現場で感じた「緊張感」の大切さ

ギリギリは面白い。

今日はボイスオーバーです。

内容は、世界のトップクラスのシェフを紹介するドキュメンタリー。
その人達の話は役者としてもとても面白いものです。

それに声を当てるのですが、
今回は主役の三兄弟シェフを演じる方々の芝居が面白かった。

メインの三男を演じる方は、ずっとギリギリなんです。
芝居の持っていき方、テンションをギリギリのところまで待っていき、
いつ破綻するか!?と見ているこちらがドキドキしました。

次男を演じる方は不器用な方で、
自分の芝居を全力で必死にやっているため余裕がない。
今回はこれが面白い方に作用していました。

そして長男を演じる方は、弟達をまとめるように安定感の中に
緊張感もある芝居をされていて弟達の支えになっていました。

面白かった。

三人が喋り出すと、ギリギリでバランスが取れているようで
いつ崩れるかわからない緊張感がある。

APHの講義で習った○○○現象が、現場で起こっていました。

特にメインの三男の方は、声を震わせ情熱的に演じていて
精神的にも体力的にも限界ギリギリまで使っているように見えました。

後で聞いたら、基本は舞台の方で
声優としての仕事は余りされていない方で慣れていなくて
死 ぬ ほ ど 緊張していたそうです。

芝居じゃなかった。
でもそれが、全てプラスに作用して面白かった。

自分は声優という、声の方向から芝居を始めました。
そのため吹き替えなどに慣れているため、ここまで緊張する事は稀です。

APHでは、いかに良い緊張感を創り出せるか?
という話をよくして頂いていました。

今回の自分の役は、食品業者と友達でした。
それぞれ一言ずつ。

…難しい…このセリフの中でどうするか?
リズムを崩さず、盛り上げる事はできたと思いますが、うーん。

今回の現場を見て、自分はまだ余計な緊張、余計な余裕を持っている
と感じることができました。

技術に集中して、狙った芝居に集中して、良い緊張感を
もっともっと高めていきたいと思いました。